忍者ブログ
恋愛小説、泣ける本からマニュアル本まで。     Copyright(C)ひろり All rights reserved.
いらっしゃいませ
プロフィール
HN : ひろり
    : 本棚
ブログ内検索
最新コメント
無題 / NONAME
(08/24)( Res )
(06/20)( Res )
恋空 / キティ♡
(09/08)( Res )
読みたい本をブログで探す

ブログランキングくつろぐに投票

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ

人気ブログランキングへ



[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

The End of the World The End of the World
那須 正幹 著

****日本文学**小説****
おすすめ読者年代 中学生以上
切ない指数 ☆☆☆☆☆ 5 

『六年目のクラス会』(1984年刊)の中の
四編を収録してあります。

全体的にちょい暗めな作品です。

The End of the World
まぼろしの町
約束
ガラスのライオン

中学生くらいから読めますが、Happy End好きな人にはお薦めできません。
にほんブログ村 本ブログへ
ブログランキング参加中
図書館戦争 図書館戦争
有川 浩 著

****日本文学**小説****
お薦め読者年代 高校生以上(甘々恋愛に耐えられる人限定)
恋愛指数 ☆☆☆☆★ 4
戦闘指数 ☆☆☆☆☆ 5
図書館度 ☆☆☆☆☆ 5

すんごいゲロ甘・・・もとい、
あっま~~~いシチュエーション耐えられる人限定で。
現在「ノイタミナ」枠でアニメ放送中原作本です。

物語は、メディア良化法という法律の制定された日本。

人権を侵害する恐れのある表現を取り締まる法律。メディア良化法。
メディア良化委員会は、検閲行為を行う法的な組織となる。

資料収集、資料提供の自由を謳う図書館は、
図書館の自由宣言に基づき、不当な検閲行為に対抗するため
図書館法に「図書館の自由に関する宣言」を基にした法律で対抗策を取る。

その法律施行により、図書館は図書館付属の図書隊を設立。
図書隊、防衛部により検閲から図書を守るため戦う。

って、紹介書いたら固い本っぽいけど、基本恋愛と図書館の話です。

高校生のとき、検閲に対抗する力を持つ図書隊の人に救ってもらい、
主人公郁にとってその図書隊の人は、正義の味方であり、王子様です。
王子様を追っかけて図書隊に就職。

そして図書館特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)に初の女性隊員となります。
本を守るために戦いながら、いつか王子様とも会えるかも。

身長170センチ、単純バカの郁と、
いつも身長165センチ怒ってばかりの教官、道上。
笑顔で正論のみを口にする小牧、やたらプライドの高い手塚。
毒舌情報屋で美人な芝崎。
キャラも甘い恋愛小説向きだー!!
にほんブログ村 本ブログへ
ブログランキング参加中
しあわせのねだん しあわせのねだん

****日本文学**エッセイ****
お薦め読者年代 大学生以上
金銭指数 ☆☆☆☆☆ 5
時間指数 ☆☆☆★★ 3

これはお金と価値観についてのエッセイである。

昼めし977円
Suicaカード5000円、定期入れ4500円
ヘフティのチョコレート3000円
電子辞書24000円
健康診断0円
蟹コース5820円
すべすべクリーム4500円
コーヒー2.80NZドル、ヤムヌア(牛肉サラダ)ごはんつき8NZドル
理想的中身40000円
ねぎそば390円 ほか

ひとつの項目が6~10ページほど。
とても読みやすく、作家角田光代を少し好きになれるエッセイである。
にほんブログ村 本ブログへ
ブログランキング参加中
失恋 失恋
鷺沢 萌 著

****日本文学**小説****
お薦め読者年代 社会人以上
失恋指数 ☆☆☆☆☆ 5
絶望指数 ☆☆★★★ 2

欲望 (102p)
安い涙 (22p)
記憶 (70p)
遅刻 (10p)の4編。

「欲望」
主人公の悠介は35歳。
自ら映画評論家と呼ぶのは気恥ずかしいと思ってはいるが、
それ以外には呼び名がないので、大学の非常勤講師をするときはそう名乗っている。
友人の黎子を送る車内の場面から始まる。

大学時代の友人と、そして卒業後、
バブル真っただ中の時代を経て、バブルがはじけてしまった後の話。


「安い涙」
両親が死んでから、ひとり田舎を出て
銀座で働き、必死になって今の自分を作った幸代の話。


「記憶」
大学生長谷樹子の彼氏との微妙な関係。
彼氏と呼べるかどうかはわからないが政人との恋の話。


「遅刻」
カウンターで隣り合った女の子に対しての思いを描いた話。
にほんブログ村 本ブログへ
ブログランキング参加中
太陽の塔 (新潮文庫)
森見 登見彦 著

****日本文学**小説****
お薦め読者年代 大学生以上
クリスマス悲壮指数 ☆☆☆☆☆ 5
恋愛指数 ☆☆★★★ 2
妄想指数 ☆☆☆☆☆ 5

主人公は京都の有名大学に通う男。
世間では「大学の名前を出すだけで女がついてくる」
と、うらやまれるはずの大学生なのだが、
おそろしいほど女の人に縁がない。

サークルに入ってきた水尾さんを周到に
だますようにして付き合った。
しかし別れた後は、ストーカーのような状態。

そして同じように女に縁のない男友達とつるみ、
クリスマスなんてくだらない行事だと共感しあう。

文体が独特で、本当に主人公のような男が
この世のどこかにたくさん存在しているような気分になる作品でした。

暗い話ではなくて、クスリと笑ってしまうような話です。
憐みの失笑ではなく、本気でスベリ芸をしている人を見るときの失笑。

小難しい言葉は並んでいますが、慣れたら平気です。
ちょっと読書慣れしていない人にはつらいかもしれませんが面白いですよ。
にほんブログ村 本ブログへ
ブログランキング参加中
忍者ブログ [PR]
PR