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一人二役 一人二役
河本 準一 著

****日本文学**小説****
お薦め読者年代 中学生以上
タレント指数 ☆☆☆☆☆ 5
家族指数   ☆☆☆☆☆ 5

お笑い芸人「次長課長」河本準一の自伝小説。

全体的に淡々と家族のことを書いてある本です。
文章自体は簡単で、すぐ読める。
重い話になりそうなことを、逆につらつら書いたって感じがしました。

かわいそうな家でした、とは微塵も思ってないんだろうなぁ。
小さい頃から、おかんのことを守ろうとしていたんだろうなぁと思います。

************感想(ネタばれ・注意)************
パンチパーマのような髪型の親父のような母との話。

名古屋で生まれて、両親の離婚により、
母の実家岡山に引っ越す。
姉は母との喧嘩が絶えず、家を飛び出す。

やんちゃ少年で、目立つための様々な行動の結果、怪我が絶えることのない少年時代。

2度目の父とのこと。弟のこと。
暴力から逃げだすため、岡山市内に引っ越したこと。
次長課長社長時代の相方との出会い。
初めて経験したいじめ。

お笑い芸人を目指し大阪に出たこと。
そして大人になってからの父との再会、家族との旅行。

全体を通して、河本準一はこう出来上がりました、と書いてあります。
悲観的に書いてあるわけじゃなくて、過去があるから今があるスタンスの文章です。

みんなを家族旅行に連れて行ったとき。
父親に言いたかったことをぶつける場面があります。
その箇所を読んだとき、
「悩んで足掻いて、それでも今を肯定しようと努力してきたんだろうなぁ」と思いました。

最後のページに、本を書くにあたって母に宛てた手紙が書いてあり、
その返事は本が出来上がってから読むというもの。

やっぱりおかんの言葉っていうのは、年をとればとるほど、切なくなりますね。

タレント本というのは好き嫌いがあると思いますが、結構よかった。
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