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初恋 初恋 (光文社古典新訳文庫)
トゥルゲーネフ(ツルゲーネフ) 著
光文社 出版 / 2006.9(184p)

****小説**外国文学****
おすすめ読者年代 高校生以上
恋愛指数 ☆☆☆☆☆ 5
家族指数 ☆★★★★ 1

光文社古典新訳文庫、ってのが売れに売れている。
可愛い装丁。そして読みやすい新訳。

外国文学のハードルのひとつは「翻訳」だと思う。
誰が訳したか、は結構重要だ。

ロシア文学はかなり苦手なので敬遠していたけれど
この文庫は読んでみることにした。

内容は、16歳のウラジミールが、年上の公爵令嬢ジナイーダに一目惚れする話。

公爵ってのは貴族の最高位。(らしい。)
でもそのジナイーダは貧乏なんである。
その貧乏公爵は、ウラジミールの家の敷地内の借家に引っ越してくる。

そして一目で恋に落ちるのである。

しかしそのジナイーダ。
美しいのだけれど、ちょっと変わっている。
それでも少年ウラジミールは
初めての恋に心を埋め尽くされ燃え上がるのである。

そんな話です。
(いや、そんなだけの話じゃないけど。)

古くなった文学なんて興味ないわ、って言う人はいたとしても
本読みってのはそういう古い文学を読むのがステイタス
と思っている人が多いのは事実である。

好きな本を読めばいいとおもうけれど、
今ちょっと古典ブームなので
昔からある文学を手に取る機会にしてみてはいかがでしょう。

************感想(ネタバレ・注意)*************
少年ウラジミールの恋心は、大人になった私からみれば
滑稽なくらい情熱的で狂信的だ。

オチはうすうす見えているのだけれど、
なかなかそれが出てこないってところが、
事実を認めたくないウラジミールの気持ちを表現しているのかもしれない。

ロシア文学。
あとがきに書いてあることや解説で
私がなぜロシア文学を好きになれないかを理解した。

しかし解説なんてあまり頭に入れるものじゃないな、とも思った。
ロシア文学はこういうもんだ、と
(人の言葉を借りて)言うのが楽になるからだ。

手に取りやすい装丁と価格の「光文社古典新訳文庫」。
『カラマーゾフの兄弟』も売れに売れてますが、
売れるだけの理由があるとは思いました。
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