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なんて素敵にジャパネスク (コバルト文庫)なんて素敵にジャパネスク
氷室 冴子 著 ; 集英社 出版 / 1999.4(293p)

****文学**日本文学****
おすすめ読者年代 中学生以上
読みやすさ ☆☆☆☆☆ 5
恋愛指数  ☆☆☆☆★ 4
ドタバタ度  ☆☆☆☆☆ 5

時は平安-
京の都でも一、二を争う名門貴族の娘である瑠璃姫は十六歳。
初恋の相手・吉野君の面影を胸に抱いて独身主義を貫く決心をしていた。
だが、世間体を気にする父親は、
結婚適齢期をとっくに過ぎた娘にうるさく結婚を勧めてくる。
ついにある夜、父親の陰謀によって権少将と無理やり結婚させられることに!?
絶体絶命の危機を救ってくれたのは、筒井筒の仲である高彬だったが・・・!
(表紙裏より)

古典嫌いな人も読んでみて欲しい。
平安時代の恋愛小説(ラブコメ)です。

結構古い本なのですが、今も楽しく読めると思います。

************感想(ネタバレ・注意)*************
この作品は漫画になっていて、当時随分はまっていました。

この間、久々にマンガを読みました。公立図書館で。
自分の実家にもあるんだけど、
あまりに長い間読んでなかったため、またはまりました。
やっぱ面白い。

そしてこれまた久々に出かけた古本屋で、
「人妻編」を見かけました。

買うべきか、買わざるべきか。

とりあえず読みました。
やっぱ面白い。

考えた結果、原作を読むことにしました。
中高生のように、半年ごとの発売を首を長くして待つ忍耐力がない。

小説も、とても面白かったです。
マンガでビジュアルのイメージはあるし、
読みにくい箇所も何となく理解できる。
そして、あー、あの絵はこういう意味だったんだ、とかってのもわかる。

瑠璃姫は男に不信感を持っているので、結婚結婚と言う父様にうんざりしています。

しかし、時は平安。
政略結婚が当たり前の時代。
いくら、「ぶっとんだ姫」と評判であっても、結婚しないわけにもいきません。

初恋の人、吉野君(よしののきみ)。
もう死んでしまった彼の菩提を胸に、鴨川に飛び込むべきなのかもと考える瑠璃姫に
父親は権少将に既成事実を作らせようと、恐ろしいことを画策します。
とりあえず初夜を迎えさせる、無理矢理一晩共にさせる、と。

それを助けてくれたのが幼馴染の高彬。
ひとつ年下の彼は、ずっと瑠璃姫の一筋だったと告白されます。

京に戻ったばかりの瑠璃姫は泣き暮らしていて、
ぼくがずっと一緒にいてあげる、と言った高彬。
それに約束よ、と答えた瑠璃。9歳のときの話。

まぁ瑠璃姫は幼少期にした約束なんてすっかりさっぱり忘れてたわけです。

強行突破されるくらいなら高彬にしておくか。

それが大体38ページまでのお話。
マンガでいうところの一話分です。

そのあとは、高彬と結婚したいけど、なかなかできず、
そのうちなぜか、東宮(とうぐう、今で言う皇太子かしら・・・)の
命を狙う陰謀を暴くため活躍するはなしになっていきます。

登場人物はみんな美人もしくは男前って設定なのが、ジュニア向けね。

平安時代のラブコメですが、古典に興味を持ってもらうには
結構いいかもなぁ、なんて思っております。
中高生、とくに女の子におすすめ。
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氷室冴子さんの名前に惹かれ。。。
コメント?と言うほどのことでないんですがちょこっと。

氷室冴子さんの本ならば、僕は「海がきこえる」です。
ちょっと古いですが今でも好きな本です。
多分これからもずっとずっと好きな本。
実家に置きっぱなしなんですが
また改めて読みたいなぁと思い、本屋に行こうかなと思いました。
もう古本屋でしか手に入らないかなぁ。
よしぞ(´ー`*)ゞ 2008/01/08(Tue)00:50:51 編集
Re:よしぞ(´ー`*)ゞサン
氷室冴子さんって、これ以外は読んだ事はないのですが、
読んでみようと思います。おすすめありがとう!

本自体は絶版にはなってないけど、
たぶんかわいらしぃ表紙のものになってますね。
そして本屋には置いてないから取り寄せになるかなぁ。
【2008/01/08 23:45】
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