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ミノタウロス ミノタウロス
佐藤 亜紀 著

お薦め読者年代
高校生以上

内容キーワード
「難読」 「バイオレンス」 「戦争」
「ロクデナシ」 「アンハッピーエンド」

舞台は1900年代のウクライナ。
これから内戦が起ころうとする時代です。

主人公の親父は、幼少期には母と日雇い労働者として働きます。
成長し、丁稚となりましたが、土地をやると言い出した人物により、
まさに一夜のうちに広大な土地の農場主となります。

しかしそこは荒れた土地。
人を使うことも知らず、自らの手だけで耕そうと思っていたところに現れた
シチェルパートフという人物。
彼に見出された堅実さで、親父は一代の間に財を築くこととなります。

そんな父親のもとに生まれ、何不自由なく成長する息子、ヴィーシャ。
彼の転落の人生が描かれた物語。


************感想(ネタばれ・注意)************
裕福なヴィーシャの人生。
戦争の影が、彼の人生を徐々に変えていきます。
いえ、きっと、最初から狂っていたのでしょう。
悲しい転落の人生は、時代のせいばかりではないはずです。

タイトルのミノタウロス。
そして戦争というもの。

人が人としていられるには、いったい何が必要なのか?

ロシア文学が苦手なのは、名前が覚えられないから。
そして名前が(呼び方が)変わること。それが苦痛。
日本人の書いた小説でも、やっぱりかなり読みずらかった。
でも最後まで読めたのは、おもしろかったから。
主人公の視点から語られる物語に、最初から引き込まれました。

暗くて陰鬱な物語で、人は紙屑のように吹き飛ぶ描写もあるのですが、
グロい描写は比較的少ないです。
それよりも戦争というものが、争うということが、
時代によってこんなにも意味を変えてしまうのかという恐怖。
日本が平和であることが、逆に恐ろしいと思えるほどに、
生きるということが恐ろしいような物語でした。

ブログでの書評で、「戦争を描くことができる作家」と言うのを拝見しましたが、
その通りだなぁと納得せざるをえない、そんな物語でした。

しかし・・・、やっぱりロシアの話は苦手だ。

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