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本を読む女 (新潮文庫) 本を読む女 (新潮文庫)
林 真理子 著
新潮社 出版 / 1993.3(285p)

****日本文学**小説****
お薦め読者年代 社会人以上
戦争指数 ☆★★★★ 1
読書指数 ☆☆★★★ 2
人生指数 ☆☆☆☆★ 4  

万亀は本を読むのが好きなだけの平凡な女の子。しかし突然の父の死と戦争の始まりによって、彼女の人生は否応なく時代の流れに巻き込まれてしまう。
進学、就職、結婚という人生の岐路において、常に夢や希望を現実に押しつぶされつつも、読書を心の支えに懸命に自分の人生を生き抜いた万亀。著者自身の母親をモデルに、一人の文学少女の半生と昭和という時代を描いた力作長編小説。
「Bookデータベース」より

林真理子さんのエッセイが読みたいと思ったのですが、小説でした。

小説の舞台が大正から昭和だったことは、予想外だったのですが、
最後まで一気に読めました。

でもまぁ社会人女性向けかな。

************感想(ネタばれ・注意)************
目次に
赤い鳥
花物語
放浪記
大地
オリムポスの果実
万葉集
斜陽
とある。

ずらっと並ぶと目次に出てくる本も読んでみたくなるね。

主人公は万亀(まき)。
大正4年生まれである。

万亀は3人の姉たちほど、秀でたものを持っていない。
弥生ほど手先が器用なわけでもなく、
英子ほど綺麗でもないし、
朝美ほど歌がうまいわけでもないのだ。

その万亀が、時が経つのを忘れるほど夢中になったのは読書。

「こんなに賢い子は見たことがない」と言い、
本を与えてくれたのは遠く離れた場所に住む伯父である。

しかし大好きな『赤い鳥』を読んでいたら祖母は渋い顔をする。
そんな祖母の様を見ると、後ろめたい気分になってしまう。

大正、昭和の時代に読書の好きな万亀という女の子がどう生きるか。
戦時中という私たちには想像することしかできない時代の話。
今まであまり読んだことない女性主人公の本でおもしろかったです。
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