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よしもとばなな 著 ; 幻冬社出版 / 2006.8(80p)
****小説**日本文学*****
おすすめ読者年代 高校生以上
読みやすさ ☆☆☆☆★ 4
恋愛指数 ☆☆☆★★ 3
家族指数 ☆☆☆☆☆ 5
ひとりっこのみつこが、母を亡くしたのは18の時だ。
墓石や庭石を掘る職人の父は、母が入院してからというもの、
朝と晩必ずケーキや果物を持って病院に通っていた。
母の亡くなる日の朝、寝坊して病院には来なかった。
多分怖かったから逃げたのだ。
街はずれに廃屋みたいなビルがあって、そのビルにすんでいるおばさん。
みつこが小さい頃おばさんだったから、今はおばあさんと呼んでもいい年齢だろう。
そのビルを「アルゼンチンビル」と呼び、
おばさんを「アルゼンチンババア」と呼んでいた。
その昔、おばさんは厚化粧と派手な衣装で
アルゼンチンタンゴとスペイン語を教えていた。
いつの間にか生徒はいなくなり、今は自給自足の生活をしているらしいと言う噂だ。
母が死んでしばらくして、
自分の父がアルゼンチンババアのところに出入りしていると耳にする。
その噂を確かめるべく、みつこはアルゼンチンビルを訪ねてみることにした。
************感想(ネタバレ・注意)*************
短い話なのになぜか読むのに時間がかかった。
母が死んだ後、父がアルゼンチンババアのところに転がり込むってことなんだけど、
登場人物の配置みたいなものがつかみにくかったからかもしれない。
80ページの作品なので、すぐ読めるはずですが。
映画にもなったけど、映画にはしやすそうな作品だなぁと思いました。
愛だとか恋だとか略奪だとか、いろんな形はあるけれど、
どの想いも形が違えども結局は同じだ。
でも人がそれを色々と噂するのだけは確かだ。
大切なのは真ん中にあること。変わらないもの。その気持ちを忘れないことだ。
巻末には奈良美智さんの挿絵があります。
絵本に近いものをつくりたかったのかなぁなんて思いました。
みつこが小さい頃おばさんだったから、今はおばあさんと呼んでもいい年齢だろう。
そのビルを「アルゼンチンビル」と呼び、
おばさんを「アルゼンチンババア」と呼んでいた。
その昔、おばさんは厚化粧と派手な衣装で
アルゼンチンタンゴとスペイン語を教えていた。
いつの間にか生徒はいなくなり、今は自給自足の生活をしているらしいと言う噂だ。
母が死んでしばらくして、
自分の父がアルゼンチンババアのところに出入りしていると耳にする。
その噂を確かめるべく、みつこはアルゼンチンビルを訪ねてみることにした。
************感想(ネタバレ・注意)*************
短い話なのになぜか読むのに時間がかかった。
母が死んだ後、父がアルゼンチンババアのところに転がり込むってことなんだけど、
登場人物の配置みたいなものがつかみにくかったからかもしれない。
80ページの作品なので、すぐ読めるはずですが。
映画にもなったけど、映画にはしやすそうな作品だなぁと思いました。
愛だとか恋だとか略奪だとか、いろんな形はあるけれど、
どの想いも形が違えども結局は同じだ。
でも人がそれを色々と噂するのだけは確かだ。
大切なのは真ん中にあること。変わらないもの。その気持ちを忘れないことだ。
巻末には奈良美智さんの挿絵があります。
絵本に近いものをつくりたかったのかなぁなんて思いました。
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