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包帯クラブ The Bandage Club (ちくまプリマー新書)包帯クラブ The Bandage Club
天童荒太 著 ; ちくま書房 出版 / 2006.2(192p)

****小説**日本文学****
おすすめ読者年代 中学生以上
読みやすさ ☆☆☆☆☆ 5
恋愛指数  ☆☆★★★ 2
青春指数  ☆☆☆☆☆ 5

傷ついた少年少女たちは、戦わないかたちで、自分たちの大切なものを守ることにした…。いまの社会を生きがたいと感じている若い人たちに語りかける長編小説。
(新書裏表紙より)

映画化もされた『包帯クラブ』。
主人公のワラは、病院の屋上でディノこと「いでのたつや」と出会う。

ワラの手に巻いた包帯を見たディノは、リストカットしたのか?と声をかけてくる。

ふざけた調子でキスさせてと初対面の人間に言うディノ。
ワラに断られて「やっぱ、死ぬしかないなぁ」と言い出すディノ。
傷ついた場所には血が流れている。そしてそれに耐えていくのが辛くなっている。

「だったら、血を止めればいいじゃないの」

そしてワラが持っていた包帯で金網のフェンスに包帯を結んだ。

この物語は包帯クラブの報告書である。

誰でも思い出したくない悲しみ、辛い記憶。
その記憶の場所に包帯を巻く。
それで何かが変わるわけではないけれど、
楽になったという友達の助言により包帯クラブは活動を始める。

章の終わりごとに、登場人物たちの近況報告と昔を思い出しての記述が出てくる。

ワラとディノから始まった包帯クラブはどういう結末を迎えるのか?

新書ってこともあり、天童荒太さんの作品ではとても読みやすい本だと思います。

************感想(ネタバレ・注意)*************
中高校生くらいの時はこんなこと考えてたなァと思いながら読みました。
途中ある社会人となった登場人物の経過報告の方が共感できるようになりました。

天童荒太さんの作品は重く暗く辛い記憶や理不尽な差別や中傷というものを
目をそらすことなく描いてある作品だったので、
そういうイメージからすれば意外と言える作品でした。

どこかから飛び降りて死を選ぶと言うのは、個人の問題だろうか?
誰にでもあるような辛さを「誰でも経験することだ」と言ってしまっていいのだろうか?
他人の辛さをわかろうとするのは馬鹿げたことだろうか?
ディノはそう問いかけます。

誰かの傷を他人が癒してあげることはできない。
でも私達ができうるコトを無理しない程度にするだけだ。
包帯クラブは動き出します。

他人の傷の大きさは、どんなに想ったとしてもわかることはできないから
できることをするんだ、と言う姿。
優しい気持ちを持ち続ける事は「こども」だからではなく
大人だからできることなのかもしれません。

やっぱり天童荒太さんの作品は素敵だなぁと思いました。
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