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自殺同盟軍自殺同盟軍
鈴木 剛介 著 ; 角川書店 出版 / 2005.10(251p)

****文学**日本文学****
おすすめ読者年代 高校生以上
読みやすさ ☆☆☆☆★ 4
人生指数  ☆☆☆☆★ 4
恋愛指数  ☆☆★★★ 2

「死」に意味はあるのか?

漠然とした自殺願望。
その微弱だけれども、確実に自分の中にずっとある自殺願望。
人生の究極のゴールは「死」なのだから、だったらいつ死んでも構わないじゃないか。

「強くなってやる」と心に決めた中学時代。
偏差値60のヤンキー高校時代。
そして有名大学に入り、外資系広告代理店に入社。
夢を持つのが夢だった主人公のケイスケは、2年半で会社を辞めた。
そして自殺を考え始めたのだ。

最後に、高校の同級生であるジョーンズ博士と酒を飲むことにした。

ジョーンズ博士に「死ぬことにした」と告げると、
「なぁ、ケイスケ、おまえ死んでもいいよ。ただし、一年後だ。」と言われる。
一年間は自殺してはいけない。
そして一年間だけあるならば、好きなことをすればいい。

ケイスケの自殺までの一年間の人生が始まる。

************感想(ネタバレ・注意)*************
ジョーンズ博士に頼まれた。
恩があるなら、金か時間で返すものだ。

お金のないケイスケは、指定された職場で働くことにする。
まさか、その職場で突然恋に落ちるとは。
この恋が終わるまで、生きる期限を延ばそうと思ったが、
恋の相手「ちなっつぁん」が自分と同じ自殺願望者であったとは思いもよらなかった。

ケイスケひとりのときは、ただ死ぬことを考えていた。
しかし、ちなっつぁんに会って、「役に立つ自殺」を考え始める。
「役に立つ自殺」を真剣に考え始めると、意外に難しいことがわかる。

同じような同志をインターネットで募ったところ、
ケイスケ、ちなっつぁん、の他に4人の自殺願望者が集った。

何もかもを手放すのに理由なんてない。
そんな自殺願望者もいれば、贖罪のための自殺願望もある。

本書にあるように、人の役に立つ「死」はとても難しい気がする。
そして確実に「死」を願うなら時が解決するのを待つしかない。
人の役に立てるように死ぬ。それは他人のために生きるとニアイコールだ。

漠然とした「死」を考える人は少ないんだろうか?
それって自分に何か欠陥があるってことなんだろうか?
最後に何か答えがあるんじゃないかと思いながら読みました。

一生懸命生きるってのは難しい。
なんでかっていうと、「生」自体に疑問を感じてしまったら元も子もないからだ。

賢すぎるから、死を考えるんだと言われても、
そんなこと自分ではどうしようもないじゃないことじゃないか。

とりあえず何かをやってみるってことも「人生」においては有効だと思える本でした。
一年の期限しかないと考えても、一年あるからと考えても、
ぼんやりと生きているよりは、一生懸命生きられるのかもしれません。

遠い未来を思いすぎることも、近い未来を考え込むことも
いずれもバランスが大事だね。
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