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 銀座ホステス作家・蝶々 男をトリコにする「恋セオリー39」銀座ホステス作家・蝶々 男をトリコにする「恋セオリー39」
蝶々, 伊東明 著 / 徳間書店 出版 / 2004.11
****哲学**マニュアル本****

おすすめ読者年代 大学生もしくは社会人以上
恋愛指数 ☆☆☆☆★ 4
納得指数 ☆☆☆☆☆ 5
読み易さ ☆☆☆☆☆ 5

銀座のホステスといえば、女を武器に戦う人達の代表格だ。
女を武器に、と言うと夜をともに過ごすことではなく、
自分の商品価値を知っているから安く売らないんだと思う。

今恋愛マニュアル本が流行りらしく、
「モテるためには」とか、「いい女の条件」とか
その手合いの本がたくさん出版されて書店にもずらずらと並んでいる。

著者の蝶々サンは銀座ホステスを経て現在執筆活動をしておられます。
そんな彼女の著作に前々から興味があった。

もちろん話題になった書籍であるからってこともあるけれど、
一流の水商売を経験した女性が一体何を考えているのかに興味があった。

まえがきに
「少女でも、バリキャリ女でも、熟女でも、銀座女でも。
 およそ女と名のつくものは、みんな、いつも、いつでも、男に愛されるべき生き物だと思う。」とある。
だったら本編は男に媚びる方法、愛される方法、手玉に取る方法を書き綴ってあるのか
と言えば、
実はそうではないかも。

第1章 恋のつかみ
第2章 男を夢中にさせる
第3章 恋愛に効くセックス
第4章 フトコロの深い女になる

基本ベースは、男の人に「こっちを向いてもらう方法」があり、
その後は「女磨きを怠らず魅力で相手を縛る」というようなことが書いてある。

そうだよね。結局男を縛るのは
相手の携帯を見ることでもなく、メールを100通送ることでもなく、
相手に尽くしてその後ボロボロになるまで嫉妬することでもなく、
「自分をいかに魅力的にプロデュースするか」にかかっている。
誰かの心を縛るのは“魅力”しかない。

この本の面白いところは男性の心理学者の伊東明先生が
各セオリーごとにコメントしていることだと思う。

どうも恋愛マニュアル本ってのは胡散臭い。
それはあなたの恋愛感であってマニュアルじゃないだろ?
と言いたくなるくらい極端なことが書いてあることがある。

「幸せになる方法」しかり、「自己改革本」しかりである。
たまたまその著者の考えに賛同できて、自分に合う方法であればいいけど、
自己プロデュース≠誰かが言った方法論

誰かが言う事をそのまま鵜呑みにしてそれが正しいと思い込むことは
なかなか恐ろしいことじゃないかと思う私のような疑り深い人間には
結構面白く読めた本でした。
伊東先生サイドから「それは違うかも」って書いてあったところもあったしね。

簡潔な言葉と言うのには色んな経験や感情があって、
それを取捨選択した結果の言葉になっているわけだし。

恋をするとき、全部マニュアルである必要はないけれど、
まぁ他人の価値観を頭に入れるってのは無駄なことじゃないと思います。
一読の価値はあるかな。

************感想(ネタバレ・注意)*************
おもしろいなと思ったのは、
「セオリー9 雑魚と群れない」
『寝てもいいな、と思える男じゃなかったら、友達になっても意味ないデショ』。
桃井かおりさんの言葉を目にした蝶々さん。
「ふぅん、かおりの周りは、人類皆兄弟なんだ。」と短絡的に思ったと書いてある。
そのときの言葉が、年をとるごとに真意がわかってきたと。
男友達(BF)こそ、量より質。

それに対して伊東先生の言葉は「ここでの質は肩書きじゃなくて人間レベル」とある。

昔はそんなことは思っていなかったけれど、最近私も特に思う。
男友達こそ質だ。

もちろん女友達の質にもこだわりますけど。

人としての「質」というか、その人と一緒に過ごした時間が
「やるぞー!」と言う気にさせてくれるかどうかだと思う。

もちろん男友達も女友達もそうだけど、寂しいから、チヤホヤしてくれるから
って理由だけで一緒にいるなんて時間の無駄。
そういう安定を必要とするときもあると思うけど、
本当にいい友達ってのは、安定と共に向上心も与えてくれたりするもんじゃないの?
と思っていたりする。

最後に「雑魚と群れるくらいなら、蝶々はプールに言って、ウエストラインでも鍛えとくし。」

だなぁ・・・。ホント時間無駄にしたなぁと思うことあるもんなぁ。
と、やたら納得しました。

「セオリー24 先端に凝るべし」
ヘア、ネイル等の先端をケアしましょうとある。
思い立ったので久々にネイルを塗ってみた。

そうすると思い出したことがあった。
毎日ネイルを塗っていたころ、「料理しないでしょ。」と後輩に言われたこと。
まぁどうでもいい後輩だったので笑って返しておいた。
料理は毎日してたけどね。

それで料理ができたら「すごい」になるのに、
料理できそうだったら「当たり前」になるんだなぁと思ったこと。

別にだますつもりはないけれど、他人はそういう風に自分を見ているんだなァ。
ネイルとかしてなかったら、
料理できそう!掃除できそう!だったのに。
なんやそれ、“おかん”かいな!!(`・д・´)ノ☆
そういうイメージ、ヤダなぁと思ってたから、気合入れて先端磨きしてたなぁ・・・。
メイクもバシバシにしてたし。
その後料理も掃除も洗濯もしなさそう、と言われ続けたことを思い出した。

やっぱギャップかなぁと色んなことを思い出したりして、最近ネイルを塗る。
すると他もあーしよう、こーしようと思い出す。
まぁ要するにキッカケだと思うけれど。
なんでもいいかな、頑張ろうと思うキッカケは。

結構オモシロかったと思います。
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無題
「男友達(BF)こそ、量より質」
おお、なるほどって思ったー。
でもそうだなー、どうでもいい人とは友達にはならないからなぁ。
まゆ URL 2006/08/16(Wed)22:22:01 編集
Re:まゆちゃん
そうよねぇ。でも改めて言われると「なるほどそうだな。」と思ったわ。
男も女もどうでもいい人とは友達にならないわねぇ・・・。
【2006/08/21 20:10】
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