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ガラスの大エレベーター ロアルド・ダールコレクション 5ガラスの大エレベーター ロアルド・ダールコレクション 5
ロアルド・ダール 著 ; 評論社 出版 / 2005.7

****外国文学**小説****
おすすめ読者年代 小学校低学年以上
ハラハラ指数 ☆☆★★★ 2
ワクワク指数 ☆☆☆★★ 3

『チョコレート工場のひみつ』の続編となる本作は、
ワンカ氏ご自慢のガラスの大エレベーターに乗って、
主人公チャーリーの家に家族を迎えに行く場面から始まっている。

チョコレート工場の屋根を突き破り、チャーリーの家についた大エレベーター。
チョコレート作りの奇才ウィリー・ワンカ氏。(映画ではジョニー・デップ)
主人公チャーリー。
チャーリーの付き添いでチョコレート工場に出向いたジョウおじいちゃん。
そしてチャーリーのお父さんお母さん、お父さんの母親、お母さんの両親。
その8人で物語は描かれています。

大エレベーターでチョコレート工場に戻ろうとしたものの、
ジョセフィーンおばあちゃんに邪魔されて、
エレベーターは高く高く上がってしまいます。

そして着いたところは宇宙。

エレベーターの先は一体どこに繋がっているのか?
そんなことを考えていたら物語はすすみません。

宇宙にはアメリカ合衆国が作った「宇宙ホテル」があります。
それに向かう「通勤ロケット」より先に宇宙ホテルに乗り込んでやろう!
と、ワンカ氏の計画にチャーリーもジョウおじいちゃんも大喜び。

そして首尾よく着いた宇宙ホテルには、
宇宙でも最も恐ろしい害獣クニッドが生活していたのでした。
さて、チャーリー一行はどうなるのか。

子供向けの本なので、設定がキテレツなことを考えたりしないこと。
なんだかよくわからない、なんて言わないこと。
世の中にはワクワクすることとか楽しいことに身を任せればいいことだってあるのです。

************感想(ネタバレ・注意)*************
比べるならば『チョコレート工場の秘密』の方が寓話っぽくておもしろかったです。
ただ、このトンチンカンなキテレツな話。
きっと子どもの頃の私ならワクワクしながら読んだでしょう。
次々と起こる問題もデタラメな発言に聞こえるワンカ氏の言葉に
ウキウキしながら自分もそんな冒険に出たいと思ったでしょう。

理屈で考えればメチャクチャな設定で、
考えてみればうまくいくようにばかり作ってあります。
ただ子どもの頃は「こんな大人になってみたい」、と思ったことは確かです。

正しいことや、間違いの少ない道を進むより
ウキウキすることやワクワクすること、ドキドキすることの方が大切でした。
あぁ、私は大人になってしまったのだなァと思った本でした。

この話の中で若くなれる薬が出てきます。
一粒で20歳若くなると言っているにも関わらず、
78歳のおばあちゃんまで4粒もの薬を口にしてしまいます。
人間の欲というのは恐ろしい。

ほんの少し若くなれれば。
ベッドに寝たきりの生活から少しばかり起きることができるならば。
そう思っていたはずなのに、「欲」は見る間に膨れ上がります。

でも最後はハッピーエンド。
物語のオチはまた心躍るできごとに向けての出発で終わります。

ただあとがきが・・・・。
以前の翻訳の批判をしてあったのが、どうもいただけませんでした。
確かに改訳されたものは素敵な訳かもしれませんが、
他人の批判文的なものを書籍の最後に持ってこられて
物語の最後の最後でウンザリしました。
チャーリーとチョコレート工場
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