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恩田陸 著 / 新潮社 出版 / 2004.7
****文学**日本文学****
おすすめ読者年代 高校生以上
読みやすさ ☆☆★★★ 3
はまり度 ☆☆☆☆☆ 5
青春指数 ☆☆☆☆★ 4
修学旅行のかわりに高校最後の大イベントの「歩行祭」が行われる。
「歩行祭」は夜を徹して80キロを歩き続ける。
( ´゚д゚`) ありえん!ダルすぎる!!!
もしも私が生徒であるなら100%嫌気がさしていたであろうこのイベント。
一日目の朝から歩き始め、2日目の朝まで歩く。
しかし、冒頭部分にある文に疑問符が浮かぶ。
「腹痛を訴え、路肩で動けなくなっている、三年生男子がいた。教師達が、後ろからくる救護バスに乗るようにしきりに説得していた。だが、彼はどう見ても重症なのに、頑なに首を左右に振り続けていた。」
(´・д・`) えー。そんなに嫌がるってどんな精神だよ。
ひろりなら確実に乗るね、( ´゚д゚`)b 間違いない!
と、思いながら読み進めていった。
主人公は高校生。
進学校の彼らはこの歩行祭が終わったらまた勉強の毎日に戻るのだ。
最初、もう高校生だった事なんてずいぶん昔だし、話も恋愛の盛り上がりもなさそうだし、
もうすっかり高校生の気持ちなんて忘れてしまったから、
ただ歩くのがいい思い出になるから的なスポコン小説か〜?とか思っていた。
ただ歩くだけの「歩行祭」の「青春」と呼ばれる一ページを綴った小説だなんて
今更読むのはダルすぎる。
そう思っていたんだけれど、
読むにつれ、ぐいぐい話に引き込まれていきました。
著者は恩田陸サン。著者紹介読んでて気づいたんだけど、
『六番目の小夜子』がデビュー作なのね。
ドラマ化されてたよね、『六番目の小夜子』。
第26回 吉川英治文学新人賞受賞作品。
あと、本屋さんが読者、お客さんに読んでもらいたい本、売りたい本の第一位。
「本の雑誌」って言う雑誌で「本屋大賞」受賞作です。
(´・д・`)b たしかに売りたくなります。
機会があったら是非読んでください。
************感想(ネタバレ・注意)*************
はっきり言って、読んだ事のナイ作者の小説を読むのは億劫だ。
はっきり言えば、「ダルイ」。
恩田陸。( ´゚д゚`) 知らん!
(´・д・`)ゞひろりあんまり本読んでないからネェ・・・・未だにシドニィ・シェルダンも読んでないし。
と思ってたけど一応図書館に入れました。
選書の理由は「高校生が主人公だから」。
今まで男子校だったし、女の子って自分より年上の人が主人公でもすんなり物語に入れるのに対して
男の子ってやっぱり同世代の主人公じゃないとダメって子が多いのよね。
もちろんたくさん本を読んだら読めるんだけど、バカがっこ・・・じゃなくて
読書あんまりしない学校だからなぁ。と思い入れました。
しかし「本屋大賞」に選ばれてしまって_ノフ○・・・・読まなきゃ・・・・
自分がいいと思わないものは「読書」しない子には薦められません。
(´・д・`)b 本を読むのが嫌いになっちゃうからね。
放っておけば誰も手に取らないからね・・・・宣伝しないとね・・・・
(ちなみに現段階で一度も貸出歴なし。)
『夜のピクニック』。タイトルはチョット好き。
でも(≧∇≦)読みたいー!ってほどでもない。
そして恩田陸サン。( ´゚д゚`) 知らん!!!_ノフ○・・・・ダルィヨ、オカァサン・・・(違
主人公の甲田貴子。そしてもうひとりの主人公の西脇融。
彼と彼女は異母兄弟です。
まぁこれは話の冒頭の方に書いてあるから、書いてもいいでしょう。
そのいざこざだとか心の葛藤とかってものに関しても書いてあるんだけど、
この物語の良さって言うのはそこじゃない。
高校生活。
もう戻る事がない、あのがんじがらめの空間と、そこでしか得られないであろう感覚。
自分達は「将来」というひたひたと迫りくる現実と向かい合う時を迎えます。
でも心はまだ準備ができていない。
最初の方に、文中に出てきます。
+++++++++++++++++++++引用文+++++++++++++++++++++
むしろ長時間連続して思考し続ける機会を、意識的に排除するようになっているのだろう。そうでないと、己の生活に疑問を感じてしまうし、いったん疑問を感じたら人は前に進めない。 だから、時間を細切れにして、さまざまな儀式を詰め込んでおくのだ。そうすれば、常に意識は小刻みに切り替えられて、無駄な思考の入り込む隙間がなくなる。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
これって大人にも言えるなぁ。
こういうことに疑問を持たなくなるってのが、「大人」になったって事なのかしら。
高校生と向かい合っていると、その「疑問」の多くをどこかにおいてきた自分に気づきます。
もちろん、「疑問」を持っていた 古典だとか世界史だとか生物だとかをしなくてよくなったってのもある。
でも、そうじゃないんだよね。
きっとたくさんの事を考えるのに疲れてしまったんだ。
考えても答えは自分で「決める」しかないって事に気づいてしまったんだ。
誰かが与えてくれるのが「答え」じゃないってことを知ってしまったんだ。
そういう意味ではこの小説に出てくる主要な登場人物は「大人」だなぁ、なんて思ってしまいました。
結局一気に読んでしまいました。
(` ・д´・ ;)b 出てくる高校生が大人すぎる!私はもっと子どもだったぞ!
だって、他人に対する「嫉妬」や「憧れ」や「妬み」なんて感情を
素直に「嫉妬」だ、なんて高校生が思えるのかしら?
同じ年の誰かから言われた「答え」に素直に頷く事が高校生活で何度あるかしら?
・・・あ、私がひねくれてただけですかね・・・(´Д `;) ァゥチ
歩行祭で夜になっていく「昼」と「夜」の表現のしかただとか
長時間歩いていて「言葉」を発するのが億劫になったりだとか
「友達」との語らいだとか、「信用」だとか「好意」だとかっていうものが
読んでいるとき、目の前に広がっていくのがわかりました。
そうだ、そんな気持ちだったかもなんて思いながら、ふと思い出したのは「ウォーキング大会」の事。
ひろりの学校もありました。(´゚д゚`;) スッカリワスレテタ。
20kmだか30kmだかを歩くって行事があって、
休憩になったら同じ部の子と先輩のところに行ったりしました。
しかし、その行事。私が一年の時だけで廃止されてしまったことを思い出しました。
そうだ、帰りに学校目指してる時、意味もなく走ったよ。
のどかな風景の中を 恋の話をしながら歩いたり、
話すことがもなくなってもボンヤリも沈黙もできないから喋り続けて
マシンガントークで話し続けて次の日声がガラガラだったよ。
先輩の姿を見つけて、足が痛くてもう帰らせてくれー!と思ってたのに
いきなり元気になる私達を見ても苦笑いを浮かべてたクラスメートを思い出したよ。
そのときは「恋」だとは認識していなかったけど、やたらと楽しかったことを思い出した。
( ´゚д゚`)y-~~~しぇーしゅんじゃないか。
そうだ、リタイアしようなんて冗談では言ってたけど、
みんなが歩くなら歩こうと思ってたことを思い出した。
なんで忘れちゃうんだろうなァ、こういうのを。
(´・д・`)b ひろり的には西脇融君の友達の戸田忍君が好きです。
あと、貴子の友達の美和子も好き。友人Yを思い出しました。
でもねー、最初から登場人物が何人も出てきたから(ノ ´゚д゚`)ノ ワカラーン!ってなったよ・・・
しかし、面白かったですヾ(≧∇≦)ノ”
「腹痛を訴え、路肩で動けなくなっている、三年生男子がいた。教師達が、後ろからくる救護バスに乗るようにしきりに説得していた。だが、彼はどう見ても重症なのに、頑なに首を左右に振り続けていた。」
(´・д・`) えー。そんなに嫌がるってどんな精神だよ。
ひろりなら確実に乗るね、( ´゚д゚`)b 間違いない!
と、思いながら読み進めていった。
主人公は高校生。
進学校の彼らはこの歩行祭が終わったらまた勉強の毎日に戻るのだ。
最初、もう高校生だった事なんてずいぶん昔だし、話も恋愛の盛り上がりもなさそうだし、
もうすっかり高校生の気持ちなんて忘れてしまったから、
ただ歩くのがいい思い出になるから的なスポコン小説か〜?とか思っていた。
ただ歩くだけの「歩行祭」の「青春」と呼ばれる一ページを綴った小説だなんて
今更読むのはダルすぎる。
そう思っていたんだけれど、
読むにつれ、ぐいぐい話に引き込まれていきました。
著者は恩田陸サン。著者紹介読んでて気づいたんだけど、
『六番目の小夜子』がデビュー作なのね。
ドラマ化されてたよね、『六番目の小夜子』。
第26回 吉川英治文学新人賞受賞作品。
あと、本屋さんが読者、お客さんに読んでもらいたい本、売りたい本の第一位。
「本の雑誌」って言う雑誌で「本屋大賞」受賞作です。
(´・д・`)b たしかに売りたくなります。
機会があったら是非読んでください。
************感想(ネタバレ・注意)*************
はっきり言って、読んだ事のナイ作者の小説を読むのは億劫だ。
はっきり言えば、「ダルイ」。
恩田陸。( ´゚д゚`) 知らん!
(´・д・`)ゞひろりあんまり本読んでないからネェ・・・・未だにシドニィ・シェルダンも読んでないし。
と思ってたけど一応図書館に入れました。
選書の理由は「高校生が主人公だから」。
今まで男子校だったし、女の子って自分より年上の人が主人公でもすんなり物語に入れるのに対して
男の子ってやっぱり同世代の主人公じゃないとダメって子が多いのよね。
もちろんたくさん本を読んだら読めるんだけど、バカがっこ・・・じゃなくて
読書あんまりしない学校だからなぁ。と思い入れました。
しかし「本屋大賞」に選ばれてしまって_ノフ○・・・・読まなきゃ・・・・
自分がいいと思わないものは「読書」しない子には薦められません。
(´・д・`)b 本を読むのが嫌いになっちゃうからね。
放っておけば誰も手に取らないからね・・・・宣伝しないとね・・・・
(ちなみに現段階で一度も貸出歴なし。)
『夜のピクニック』。タイトルはチョット好き。
でも(≧∇≦)読みたいー!ってほどでもない。
そして恩田陸サン。( ´゚д゚`) 知らん!!!_ノフ○・・・・ダルィヨ、オカァサン・・・(違
主人公の甲田貴子。そしてもうひとりの主人公の西脇融。
彼と彼女は異母兄弟です。
まぁこれは話の冒頭の方に書いてあるから、書いてもいいでしょう。
そのいざこざだとか心の葛藤とかってものに関しても書いてあるんだけど、
この物語の良さって言うのはそこじゃない。
高校生活。
もう戻る事がない、あのがんじがらめの空間と、そこでしか得られないであろう感覚。
自分達は「将来」というひたひたと迫りくる現実と向かい合う時を迎えます。
でも心はまだ準備ができていない。
最初の方に、文中に出てきます。
+++++++++++++++++++++引用文+++++++++++++++++++++
むしろ長時間連続して思考し続ける機会を、意識的に排除するようになっているのだろう。そうでないと、己の生活に疑問を感じてしまうし、いったん疑問を感じたら人は前に進めない。 だから、時間を細切れにして、さまざまな儀式を詰め込んでおくのだ。そうすれば、常に意識は小刻みに切り替えられて、無駄な思考の入り込む隙間がなくなる。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
これって大人にも言えるなぁ。
こういうことに疑問を持たなくなるってのが、「大人」になったって事なのかしら。
高校生と向かい合っていると、その「疑問」の多くをどこかにおいてきた自分に気づきます。
もちろん、「疑問」を持っていた 古典だとか世界史だとか生物だとかをしなくてよくなったってのもある。
でも、そうじゃないんだよね。
きっとたくさんの事を考えるのに疲れてしまったんだ。
考えても答えは自分で「決める」しかないって事に気づいてしまったんだ。
誰かが与えてくれるのが「答え」じゃないってことを知ってしまったんだ。
そういう意味ではこの小説に出てくる主要な登場人物は「大人」だなぁ、なんて思ってしまいました。
結局一気に読んでしまいました。
(` ・д´・ ;)b 出てくる高校生が大人すぎる!私はもっと子どもだったぞ!
だって、他人に対する「嫉妬」や「憧れ」や「妬み」なんて感情を
素直に「嫉妬」だ、なんて高校生が思えるのかしら?
同じ年の誰かから言われた「答え」に素直に頷く事が高校生活で何度あるかしら?
・・・あ、私がひねくれてただけですかね・・・(´Д `;) ァゥチ
歩行祭で夜になっていく「昼」と「夜」の表現のしかただとか
長時間歩いていて「言葉」を発するのが億劫になったりだとか
「友達」との語らいだとか、「信用」だとか「好意」だとかっていうものが
読んでいるとき、目の前に広がっていくのがわかりました。
そうだ、そんな気持ちだったかもなんて思いながら、ふと思い出したのは「ウォーキング大会」の事。
ひろりの学校もありました。(´゚д゚`;) スッカリワスレテタ。
20kmだか30kmだかを歩くって行事があって、
休憩になったら同じ部の子と先輩のところに行ったりしました。
しかし、その行事。私が一年の時だけで廃止されてしまったことを思い出しました。
そうだ、帰りに学校目指してる時、意味もなく走ったよ。
のどかな風景の中を 恋の話をしながら歩いたり、
話すことがもなくなってもボンヤリも沈黙もできないから喋り続けて
マシンガントークで話し続けて次の日声がガラガラだったよ。
先輩の姿を見つけて、足が痛くてもう帰らせてくれー!と思ってたのに
いきなり元気になる私達を見ても苦笑いを浮かべてたクラスメートを思い出したよ。
そのときは「恋」だとは認識していなかったけど、やたらと楽しかったことを思い出した。
( ´゚д゚`)y-~~~しぇーしゅんじゃないか。
そうだ、リタイアしようなんて冗談では言ってたけど、
みんなが歩くなら歩こうと思ってたことを思い出した。
なんで忘れちゃうんだろうなァ、こういうのを。
(´・д・`)b ひろり的には西脇融君の友達の戸田忍君が好きです。
あと、貴子の友達の美和子も好き。友人Yを思い出しました。
でもねー、最初から登場人物が何人も出てきたから(ノ ´゚д゚`)ノ ワカラーン!ってなったよ・・・
しかし、面白かったですヾ(≧∇≦)ノ”
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