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空中庭園空中庭園
角田 光代 著 / 文藝春秋 出版 / 2002.11

****文学**日本文学****
登場するのはあるひとつの家族。
通称「ダンチ」に住む家族は「何事も包み隠さず」をモットーとしている。

最初に登場するのは娘。

自分がどこで授かったのか?という疑問を母に問う。
近所の「ホテル野猿」だったわね、と答える母。
「ホテル野猿」だなんてトキメキも何もあったもんじゃない。

物語の始まりはそんな風に始まります。

登場人物は娘、母、父、祖母、家庭教師、弟。
それぞれが一話の主人公として登場します。

時間はゆっくりと進みます。
主人公は変わりつつ、家族の時間がゆっくりと流れていっているのがオモシロイ。

家族という小さな社会の中でも、それぞれの想いは全く違っていて
それでも同じ小さな世界で生活している。
『空中庭園』というタイトルの意味も読み進める中で段々わかってきます。

『対岸の彼女』で直木賞受賞されて精力的に執筆されてます。
(´・д・`)b 角田光代さんの他の作品も読んでみようと思います。面白かったです。

************感想(ネタバレ・注意)*************
家族で秘密はナシなんて家、変だなァと思う。

大学4年の時に「アメリカ」のような家に行ったことがある。
家族団欒で、山盛りの料理が出てきて、娘の友達も一緒に食事をする。
お父さんもお母さんも妹も一緒に。
恋愛の話も出るし、友達の友達として行った私は逆に恐縮していた。

おぼえていないんだけど、「つくりものの家みたい」と私が発言した事で
パパは「この子は何かを見抜いている」と思ったと、後で言っていた。

私は嘘っぽいって言ったわけじゃなくて
自分の中に「家族」のイメージがない、という意味で言ったんだと思う。

作品中に娘が彼氏の家を「地に足がついてる」って感じ、というところがある。

よそから見れば、家族の中にある色々な事も「ちゃんとしている」ように見える事だってある。
家族ってそんなもんだよなぁ、なんて思った。
よそから「理想の家族」であったり「普通の家族」であることを願ったりするものなのかもしれない。

父や母の気持ちになったりすることって、娘や息子の立場になったりすることってできないんじゃないか。
存在が近くにあるからこそ難しいのかもしれない。
人のことを「わかる」なんて簡単に言うのは難しいなぁなんて思ったりしました。

この作品自体は登場人物それぞれの思いみたいなのを多角的に見られる気がして
おもしろいなと思いました。
小説読んでて、悪役の思惑や感情なんて考えたりしないという事実にも気づきました。

やっぱり人ってどんなに客観でものごとをとらえようとしても主観で見ているものだよね。
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