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天童荒太 著 ; ちくま書房 出版 / 2006.2(192p)
****小説**日本文学****
おすすめ読者年代 中学生以上
読みやすさ ☆☆☆☆☆ 5
恋愛指数 ☆☆★★★ 2
青春指数 ☆☆☆☆☆ 5
傷ついた少年少女たちは、戦わないかたちで、自分たちの大切なものを守ることにした…。いまの社会を生きがたいと感じている若い人たちに語りかける長編小説。
(新書裏表紙より)
映画化もされた『包帯クラブ』。
主人公のワラは、病院の屋上でディノこと「いでのたつや」と出会う。
ワラの手に巻いた包帯を見たディノは、リストカットしたのか?と声をかけてくる。
ふざけた調子でキスさせてと初対面の人間に言うディノ。
ワラに断られて「やっぱ、死ぬしかないなぁ」と言い出すディノ。
傷ついた場所には血が流れている。そしてそれに耐えていくのが辛くなっている。
「だったら、血を止めればいいじゃないの」
そしてワラが持っていた包帯で金網のフェンスに包帯を結んだ。

小川洋子 著 ; 新潮社 出版 / 1997.12(185p)
****小説**日本文学****
おすすめ読者年代 大学生、社会人以上
読みやすさ ☆☆☆☆☆ 5
恋愛指数 ☆☆☆★★ 3
不思議度 ☆☆☆☆☆ 5
楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡…。人々が思い出の品々を持ち込む「標本室」で働いているわたしは、ある日標本技術士に素敵な靴をプレゼントされた。「毎日その靴をはいてほしい。とにかくずっとだ。いいね」靴はあまりにも足にぴったりで、そしてわたしは…。奇妙な、そしてあまりにもひそやかなふたりの愛。恋愛の痛みと恍惚を透明感漂う文章で描いた珠玉の二篇。
(文庫裏表紙より)
薬指の標本、六角形の小部屋の2編収録。
「薬指の標本」。
薬指の先を機械に巻き込まれて失ってしまった主人公。
工場を辞めてふらふらしているときに見付けた張り紙。
それは、「標本室」事務仕事の募集。
主人公は導かれるように標本室で働きはじめます。
標本室にいたのは白衣を着た隙のない男。
面接でわかったことのは、
標本制作のために事務的な仕事をする人が必要だと言うこと。
今まで働いていた工場の2割増の給料で、
8時5時の勤務。休憩時間は昼1時間、午後30分。
ボーナスは年に2回で4ヶ月分。
土、日、祝が休日で、長期休暇もとれる。
悪い条件じゃないでしょ?と言われて働きはじめることになる。

よしもとばなな 著 ; 中央公論新社 出版 / 1998.8
文庫(146p)
****小説**日本文学****
おすすめ読者年代 高校生以上
読みやすさ ☆☆☆☆★ 4
恋愛指数 ☆☆☆☆☆ 5
霊能者の祖母が遺した予言通りに、インドから来た青年「ハチ」と巡り会った私は、彼の「最後の恋人」になった…。運命に導かれて出会い、別れの予感の中で過ごす二人だけの時間―求め合う魂の邂逅を描く愛の物語。
(裏表紙作品紹介より)
この作品はずいぶん前に一度読んでいたんだけど、
どうにも内容が思い出せなかったので、再読してみました。
主人公のマオちゃんの実家は宗教をやっていました。
というのもおばあちゃんが超能力者で、予言をしたり、病を治したりしているうち
いつの間にかいろんな人が家に住むようになって
おばあちゃんが我が家に「慈しみの村」という名前をつけました。
マオちゃんが生まれるずっと前の話です。
小さい時から買い物のおつりはいつもごまかして「いつか」のために備えていました。
いつも逃げ出すことを考えていました。
それでもおばあちゃんには一目置いていて、
そのおばあちゃんの最後の言葉として「ハチ公の最後の恋人になるだろう」
と告げられたので、その言葉をメモしました。
その後、マオちゃんは本当にハチと言う人と出会います。
そこから始まる切なく幸せな恋愛の話です。

村山由佳 著 ; 集英社 出版 / 2006.8(153p)
****日本文学**小説****
おすすめ読者年代 中学生以上
読みやすさ ☆☆☆☆☆ 5
恋愛指数 ☆☆☆☆☆ 5
満足指数 ☆☆★★★ 3
『天使の卵』の続編が『天使の梯子』。
これぞ恋愛小説と言った感じの2作品。
『天使の梯子』は、終わった恋への決別。
そして新しい恋へのスタートを描かれていて
久々にいいなぁと思った作品だった。
本書は『天使の卵』夏姫が主人公で回想シーンばかりなんだけれど、
新しいストーリー展開はほとんどありません。
アナザーストーリーは、夏姫の心情を書きつづった小説であると言えます。
「卵」と「梯子」の両作品が好きだった人は読んでみてもいいかもしれません。
あとは村山由佳さんと言う作家が大好きだから読むとか。
すぐ読めるし。
映画だけしか見てないって人や映画が好きな人にもいいかもしれない。
名シーン名台詞ばかりあつめた宣伝風。