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ひとり日和ひとり日和

青山 七恵 著 ; 河出書房新社 出版 / 2007.2(169p)

****日本文学**小説****
おすすめ読者年代 大学生もしくは社会人
読みやすさ ☆☆☆★★ 3
恋愛指数 ☆☆★★★ 2
仕事指数 ☆☆★★★ 2

第131回芥川賞受賞作品。
学校の先生が「読む?」と軽く言われて、言われるがまま借りて帰って
読み終えた後「芥川賞か」と気づいた。

主人公の知寿は今時の若者と表現されるようなクールな性格。
そして仕事をするわけでもなく学校に行くでもない、いわゆるニート。
教員をしている母が中国に留学するというので、
父のいない知寿は1人暮らししても日本に残ることを選ぶ。
そして遠縁にあたる吟子さんの家に居候することになる。


芥川賞選者の石原慎太郎、村上龍が絶賛したというこの作品。
強く指摘し、今の若者はこうだ!と表現するのではなく
主人公とその周りの環境を淡々と描いた作品です。
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みずうみみずうみ
よしもとばなな 著 ; フォイル 出版 / 2005.12 (206p)

****日本文学**小説****
おすすめ読者年代 高校生以上
読みやすさ☆☆☆☆★ 4
恋愛指数 ☆☆☆☆★ 4

「中島くんがはじめて家に泊まった日、死んだママの夢を見た。
 久しぶりに人と同じ部屋に寝たからだろうか?」

主人公は母親と死別したばかりだ。
そして父親は間違いなく自分の父親なんだけれども、
「ママはパパと結婚せずに私を産んだ。」

よしもとばななの作品だなぁと思えるような設定で、
不思議な糸に導かれるような縁を描いた恋愛小説だ。

情熱的に運命に導かれるようにあっという間に落ちる恋ではなく、
じんわりとしみこむように隣にいる人が
「安心できる人」で「これから先も一緒にいるであろう」と
生活の小さなことから感じたりするような恋を描いた小説だ。

好き嫌いはあると思うけれど、「恋」と「別れ」が描いてある小説です。
誰にでも薦められるタイプの本ではなくて、
目に見えないものを信じたり感じたり、そういうものが好きな人の方が
読みやすい本だと思います。
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I love youI love you:アイ・ラブ・ユー
伊坂幸太郎, 石田衣良, 市川拓司, 中田永一, 中村航, 本多孝好 著
祥伝社 出版 / 2005.7

****日本文学**小説****
おすすめ読者年代 高校生以上
恋愛指数 ☆☆☆☆☆ 5
読みやすさ☆☆☆☆☆ 5

透明ポーラーベア / 伊坂幸太郎
姉の元彼氏と偶然水族館で再会するお話。

魔法のボタン / 石田衣良
失恋したばかりの主人公と、20年近くになる幼馴染の女友達とのお話。

卒業写真 / 市川拓司
卒業して9年経って、中学の頃の同級生に偶然再会するお話。

百瀬, こっちを向いて / 中田永一
恋愛経験のない、期待さえ抱いてない主人公が
いきなり彼氏のフリをすることになるお話。

突き抜けろ / 中村航
彼女と電話もデートもパターンを決めた大学生の主人公と
告白も出来ないその友達。そして友達の破天荒な性格をした先輩のお話。

Sidewalk talk / 本多孝好
離婚することを決め最後の晩餐をする日、二人の事を回想するお話。
の6編です。

それぞれ長さの違う作品が収められた短編集なので読みやすいと思います。
恋愛ばかりの作品であること、そして相当可愛い装丁になっています。
読書対象は社会人ぐらいかな。
気安く読めると思いますので是非どうぞ。
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ありふれた風景画ありふれた風景画
あさの あつこ 著 ; 文藝春秋 出版 / 2006.8

****日本文学**小説****
おすすめ読者年代 中学生以上
読みやすさ ☆☆☆☆★ 4
青春指数 ☆☆☆☆★ 4
恋愛指数 ☆☆☆★★ 3

来春(2007年3月)に映画化される
『バッテリー』の作者あさのあつこサンの著書。

主人公は高校生。
“ウリ”をやっていると噂される高遠瑠璃。
一応進学校と銘打った学校に通う高校二年生だ。

綾目周子と出会うまでは、どこか生きること自体に冷めていた。

綾目周子はひとつ年上の高校三年生。
霊能力がマジやばい。と噂の美しい女の子だ。

その二人が出会い、誰かに執着することや、大切に想うコトを書いた小説。

何か大きな事件が二人の間に巻き起こるわけではないけれど、
あぁ高校のときってこんな感じだったなァと思い出したりしながら読みました。

帯には、
「十代って残酷な年代だ。出会いも別れも生々しく、儚い。」
「十代ほど、たくさんの人に出会い、たくさんの人と別れる時代はないような気がする。出会いと別れを繰り返す時代、「さようなら」そんな別離の挨拶とともに、二度と会えなくなる人たち。その人たちをいつの間にか忘れていくわたし、忘れられていくわたし。」とある。

あぁそうだなぁ。
十代って本当に楽しくて毎日が忙しくて心が落ち着かない。
たくさんの不安に苛まれたり、自分の事を過剰に評価したり卑下したりする。
あまりに感じすぎてしまう心を思い出したら痛々しくなった。

今高校生の子達がこの本を読んだらどう思うのだろう。

(゚Å゚) まぁ・・・女の子が女の子に恋しちゃうってネタなのに驚いたよ。
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いま、会いにゆきますいま、会いにゆきます
市川 拓司 著 ; 小学館 出版 / 2003.3

****日本文学**小説****
おすすめ読者年代 高校生以上
感動指数 ☆☆☆☆☆ 5
恋愛指数 ☆☆☆☆☆ 5
再読予想 ☆☆☆☆☆ 5

映画化もされた『いま、会いにゆきます』。

一年前に妻に先立たれ、まだ小さな佑司と二人で暮らす巧。
「雨の季節になったら帰ってくるから」と言い遺した
死んだはず妻が記憶を無くした状態で二人の目の前に現れる。

死んだ母親と再び会えたことに喜ぶ佑司。
妻、澪が記憶をなくしていることから、彼女には本人の死を伝えぬまま
また3人での生活は始まる。

家族愛と純愛。別離と再会。
日常を大切に生きることは美しい、と思えるような物語です。
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